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TOP > 仲庭ファインダイヤモンド 大阪駅前第4ビル店 日記 > 金とプラチナについて③~金の歴史
今日は金の歴史について書いてみようと思います。
現在価格高騰で話題の金(ゴールド)。
人と金の関わりは古く、紀元前5000年紀にはすでに金が使われていた
と言われ、ペルシャ湾に流れ込むチグリス・ユーフラテス川流域の
メソポタミア文明からも金製品が見つかっています。
古代遺跡からの金の出土品として特に有名なのが
古代エジプトのツタンカーメン王の黄金のマスクと棺でしょう。
これはおよそ紀元前1300年頃に作られたものですが、
3000年以上たった今も変わらぬ輝きを放っているのは
耐食性に優れた金ならではと言えますね。
なぜこれほど古くから金が珍重されて来たのかというと、
まず何より金が錆びないこと、色が変わらないこと、
他の金属と違い金そのものの形で採掘されること 、
そして柔らかく加工しやすいことが理由でしょう。
ちなみに、ツタンカーメン王の黄金の棺の重さは100kg以上
素材の金の品位は22金(22K)だと言われますから、
今の相場で考えると・・・なんと材料費だけで4億円以上!!
さすが王様、なんとも豪勢な棺ですよね。。。
金とヨーロッパの歴史の関わりを見てみると
どうしても触れなければならない出来事に
スペインのフランシスコ・ピサロによる
南米・インカ帝国の侵略があります。
フランシスコ・ピサロ達スペイン人はインカの王を捕えて
人質とし、王が幽閉されていた大部屋いっぱいの金を
身代金として差し出すよう要求します。
そしてそれが差し出されたにもかかわらず王を殺し、
さらに多くの金を強奪してスペインに持ち帰りました。
その何百トンとも言われるとてつもない量の金は
ヨーロッパにインフレを引き起こし、
結果的にスペインの国力を弱らせる一因になります。
それは、金そのものが通貨としての価値を持っていたから。
インカからの略奪で金の量が爆発的に増える=お金の量が増える
→お金の価値が下がって物の値段が上がる=インフレ、ということです。
このように金は長くお金の価値の裏付けとして使われてきました。
お金の価値を金の量で保証する仕組みを「金本位制」といい、
日本も長く金本位制をとってきました。
明治3年(1871年)に定められた新貨条例では、
「1円=純金1.5g」と定められています。
(今の価格では6,800円ぐらいになりますね。)
このように金本位制の元では、お金は必ず一定の金と交換してもらえる、
という約束によってお金の価値が保証されています。
それほど金の価値という物は絶対的だということですね。
アメリカではニクソン・ショックの起こった1973年に
金と米ドルの兌換(だかん)が停止されました。(金本位制の終了)
これによって各国の通貨が金の裏付けによって取引された時代は
終わりを告げ、変動為替相場制の時代を迎えます。
ちなみに。
日本が「完全に」金本位制を辞めたのはいつ頃だと思いますか?
実は、正式に金本位制を廃止したのは、1988年のことなんです。
結構最近ですよね?
もちろんそれより随分前から名目的な物になっていた訳ですが、
あまりに最近のことなので調べた私も驚きました。
以上、金の歴史を簡単に書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
プラチナの歴史も面白いので、また書いてみたいと思います。
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