仲庭ファインダイヤモンド　大阪駅前第４ビル店 | 日記 | 金とプラチナについて②

毎日暑い日が続きますが、
お盆休みももそろそろ終わりに近づく中、
みなさまいかがお過ごしでしょうか？

わたしは相変わらずネクタイとスーツで
お盆休みなどというものには縁がなく
暑さにヒーヒー言いながら
いっこうに痩せない所を見ると
実は大してこたえてはいないのかな、
なんて思っております。

さて今日は最近価格高騰で注目される金と、
一瞬金に価格が逆転されてしまったプラチナについて
先日お話しした以外のことでも書いてみようかと思います。

プラチナや金のことを「貴金属」と言いますが、
そもそも「貴金属」って何なんでしょう？

貴金属（precious metal ）と呼ばれる金属には、
一般的に金・プラチナ・銀・パラジウム・ルテニウム・ロジウム
・オスミウム・イリジウムの8種類の元素があります。
金・プラチナ・銀以外はあまりなじみの無い名前だと思いますが、
どれも希少性が高いだけでなく対腐食性が高く（＝錆びない）
長い年月を耐えることが出来るのが特徴です。

その中でジュエリーの素材として知られる金・プラチナ・銀ですが、
実は金＆プラチナと銀とでは価格に大きな開きがあります。
純金と純プラチナは１gあたり4,000円台半ば～後半で
デッドーヒートを繰り広げていますが、
銀１gの価格は・・・最近これも大きく上がって、100円ちょっと。
金やプラチナの４０分の１以下ですからずいぶん安いですよね。
ですからシルバーアクセサリーなんかは一見安く見えても
素材価格を知っている僕らから見たら、
「高っ！」と思ってしまうこともしばしばです（笑）。
ですのでシルバーのアクセサリーは残念ながら買取出来ません。


では金やプラチナがなぜジュエリーに用いられるのかと言うと、もちろん希少性が高く高価であることも理由の一つですが
それだけではありません。

金やプラチナは非常に粘り強く、薄く叩いたり引き伸ばしたりしても折れたり壊れたりしにくい性質があります。（展性と延性に優れる）
ですから他の金属よりも細かい細工に向いているのです。

また錆びないだけでなく科学的に安定していて変質・変色しにくい、
他の金属と溶け合いやすく合金にしやすいなどの特性も
高価なジュエリーの素材として向いています。

次回は、金とプラチナの歴史なんかに付いて書いてみようかな、
と思っていますがどうなりますか・・・


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