仲庭ファインダイヤモンド　大阪駅前第４ビル店 | 日記 | 宝石の種類と基礎知識[4]～ダイヤモンドその②（後編）

今日は”宝石の種類と基礎知識[3]～ダイヤモンドその②（前編）”の
続きとして、「ダイヤモンドの選び方」を書いてみたいと思います。

先日も書いたように不思議な性質を持つ宝石、ダイヤモンド。
宝石としてのダイヤの魅力はやはりその透明感と輝きにあります。

透明感というのは言葉で説明するのが難しいのですが、
湖や海を思い浮かべて頂くと分かりやすいかもしれません。

本当に澄んだ水をたたえた湖は、覗き込むと
その奥底までがまるで手の届くように見え、美しい反面
まるで引き込まれてしまいそうな魅力を感じるーーー

本当に透明感が高いダイヤを覗き込むと、同じように
冷たいようなクリアな印象を受けます。
透明感、と聞くと「クラリティーグレード」のこと、
と思っている方が（プロの販売員さんにも）多いのですが、
内包物や傷の多い少ない（＝クラリティ）だけではなく、
ダイヤモンドの結晶自体の透明度が大きく影響します。

ダイヤをコップの中の水に例えると、内包物やキズは
コップの中にある枯れ葉や小石、結晶の透明度は
水そのものが濁っているかどうか、ということになります。
もちろん枯れ葉や小石が多すぎても美しくありませんが、
水そのものの透明度が大切なのはお分かり頂けると思います。

実は輝きにもこの透明度は大きな関わりを持ちます。
透明感の高いダイヤはやはり強くクリアな輝きを放ちます。

具体的にダイヤモンドを選ぶ際には、
４Cと呼ばれるグレードにばかり左右されずに、
実際にダイヤモンドを手に取ってその中を覗き込みながら、
明るいところや暗いところなど様々な環境で
ダイヤをクルクルと回しながら見てみると良いと思います。

本当に美しいダイヤモンドは多少暗いところでも
美しく輝きますし、回した時に石の中の明るい所と暗い部分の
モザイク模様が万華鏡のように移ろいます。

ぜひみなさんもダイヤをよく見て、
本当に美しいと思える自分のダイヤモンドに出会って下さい。
・・・そのためにはまずやはり「信頼出来るジュエリーのプロ」
に出会うこと、そして沢山のダイヤを見せてもらうことが大切です。

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