仲庭ファインダイヤモンド　大阪駅前第４ビル店 | 日記 | 宝石の種類と基礎知識２～ダイヤモンドその①

今日は「宝石の種類と基礎知識」の２回目として、
ダイヤモンドについて書いてみます。
ただやはりダイヤに関してはいくらでも書く事があるので、
今回はダイヤモンド その①として
ダイヤの意外な特性なんかについてです！

「ダイヤは地球上で最も硬い物質である」
これはよく知られていますよね。
宝石の硬さは「モース硬度」という基準で語られますが、
ダイヤモンドのモース硬度は最大の１０、
ルビーやサファイヤが９でそれに続きます。
ただこのモース硬度というのは宝石を単に「硬い物順」
に並べただけなので、ダイヤとルビー＆サファイヤの硬さには
もの凄い開きがあります。
ちなみにわたしは「ダイヤの硬度は１０」というのを
マンガの「キン肉マン」で覚えました。（笑）

「ダイヤは実は結構割れやすい」
これは意外に感じる方が多いのでは？
硬いのに割れやすい、というのはどういうことでしょうか？
実は「硬い」ことと「割れにくい」ことは全く違うことなんです。
ガラスとゴムを比べるとガラスの方が硬いのに割れやすい、
と例えると分かりやすいでしょうか。
ダイヤモンド は「へき開性」といって一定方向に割れやすい性質があり、
衝撃に弱く、乱暴に扱うと割れたり欠けたりしてしまいます。
ちなみに硬度９のルビー・サファイヤは
靭性（じんせい＝割れたり欠けたりしにくさ）ではダイヤより高く、
宝石の中で最も割れにくい（靭性が高い）のはヒスイだといわれています。
みなさん、くれぐれもダイヤを手荒に扱わないであげて下さいねっ！

「ダイヤは油を吸い寄せる」
ダイヤには「親油性（しんゆせい）」といって、
積極的に油を吸い寄せる性質があります。
油を吸い寄せる、といっても油を吸い込んだり変質したりする事はありません。
ただ表面に油の膜が張って、ちょうどガラスが曇ったようになってしまいます。
ですからダイヤモンドジュエリーを身に着けていると、
お肌の油分などを吸い寄せてすぐに曇ってせっかくの輝きが弱くなります。
特に女性は ハンドクリームを塗られたりしますから、指輪は要注意！！
私たちジュエラーがダイヤモンドのジュエリーをしょっちゅう拭いているのは
こういう訳だったんですね～～。
あなたのダイヤの輝きを保つ為にも、出来るだけ毎日拭いてあげて下さい。
あと、時々洗ってあげるととても効果的！！
仲庭ファインダイヤモンドでは、いつでもあなたのダイヤモンドを
無料で洗浄します。お気軽にお立ち寄りください♪

「ダイヤは熱の伝導性がとても高い」
これもダイヤモンドの持つユニークな特性です。
鉄などの金属の熱伝導性の高さはみなさんご存知だと思いますが、
ダイヤモンドもあっという間に熱を伝えます。
昔、わたしの祖父の時代にはダイヤと偽物を見分ける方法の一つとして
「ダイヤを冷凍庫に入れる」という物があったそうです。
しばらくダイヤを冷凍庫に入れておくと、ガラスと同じように
表面が白く曇ります。
それを外に出してみると偽物はしばらく曇ったままなのに対し、
ダイヤはその熱伝導性の高さからあっという間に曇りが取れて
室温に戻るそうです。ちょっと面白いですよね！
ちなみに、現代のダイヤモンドと偽物を見分ける「ダイヤモンドテスター」
という機械も、この原理を使っています。
興味がある方はお店にありますので、覗いて見て下さいね。 

長くなるので「ダイヤモンドその①」はこの辺で。
ダイヤの輝きや価値以外の面にもちょっとは興味をお持ち頂けたでしょうか？

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